ワケギ(分葱)を植えました

分葱の球根です。直径約1cmの大きさです。1粒から10個位に分けつします。 分葱(わけぎ)
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こんにちは、「猫の額」の菜園・花壇にお越しいただきありがとうございます。

管理人の花都 野菜です。

葉ネギの一種であるワケギは玉ねぎとネギの交雑種のため、花が咲かずしたがって種子も出来ません。なので球根(種球)によって増やすことになります。5~8月頃の休眠期を除き、成長の過程でどんどんと分けつするので分球して植え付ければ株を増やすことも出来ますし、成長した葉を根元から5cmほど残して収穫すれば葉がまた成長してくるので絶え間なく収穫ができます。そんなワケギを’24年7月22日に植付けました。アイキャッチ画像で紹介した球根(種球)は5月末に休眠期に入ったところで堀上げて室内にて保存しておいたものです。

ワケギにはその独特の香りによって様々な害虫を遠ざけるとともに、ネギ類の根圏に共生する菌(菌根菌)の働きによって病気を防ぐ効果が期待できます。そして生育が進んでも葉や茎が生い茂ることもないので、他の作物との混植がしやすいことからほぼ全ての作物との組み合わせ(コンパニオンプランツ)が可能だとのことです。その中でもほうれん草との混植が効果的との記事を目にしました。とは言いながら「花や野菜」の素人管理人の「花都野菜」、未だコンパニオンプランツを試したことはありません。これから先、ほうれん草も栽培したく思っていますのでそれとの混植についても取り組んでみようと思います。その実践と観察についてはあらためて記事を投稿したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

肥料の投入(何はともあれ土作り)

他の記事「菊づくりは、苗作りと土作りから」でも述べたように、ワケギに限らず野菜の栽培においても土作りはとても重要で決しておろそかにすることは出来ません。その記事の中で述べた腐葉土替わりの雑草混入は今回は見送りましたが、窒素・リン酸・カリの野菜の三大栄養素は栽培用地に混ぜ込みました。左から順にようりん・なたね油粕・発酵けいふんです。土壌酸度は6.0〜6.5とやや酸性を好むようです。本来ならば酸度計を使用して酸度調整をすべきところなのですが、そこは手抜きをしてしまいました。この区画の北側半分、画像での上部にはセリが植え付けられていますが、ワケギの栽培エリアを確保するために南側半分のエリアのセリを抜いて場所を作りました。セリの葉はもちろん、茎の部分も食することが出来るので決して無駄にはなりません。なお、根っこも食べられるとの記事も目にしたことがあるのですがまだ試したことはありません。セリもワケギ同様、放っておいてもどんどんと増えるので手間いらずの野菜です。セリに関してはまた別の機会に記事にしようと思います。

種球の植え付け

植え付けの段階で既に発芽している種球がありました。不思議なことに種球の下側(画像では左側になります)に向かって芽が伸びています。室内の冷暗所に特に上下は意識せずに箱の中に云わば無造作に入れて置いたのでこの種球にとっては左側が上に(つまり上下が逆さまに)なっていたのかもしれません。驚きなのは、特に水やりなどはしていないのに発芽したことです。種球の中の水分だけで発芽するというのは想定していませんでした。そう言えばネギ類は水分過多には弱いという記事を目にしたこともありました。ともあれ、植付けのタイミングがずれるようなことがなくてよかったなと思います。

先に述べたように画像の上(北側半分)にはセリが植わっています。種球の先っぽが隠れるくらいの深さの溝を掘ってその中に植え付ける種球を並べました。大分混みあっているような気もしますが全部の種球を植付けることを考えると、この位の間隔になってしまいした。全ての種球が発芽するとは限りませんが、発芽率はかなり高いと思いますので混み合ってしまうことは避けられません。とはいえ何しろ「猫の額」の菜園・花壇ですので、その点はやむを得ないものと思います。そして種球の先っぽが隠れる位に土を被せます。

2列目も1列と同様に植え付けました。混みあっているのは致し方ありません。画像の中の右上隅、種球の先っぽが少し顔を出していますが……、そこは御愛嬌。

3列目も1列目2列目と同様に植え付けました。やはり混みあっています。自分の計画としては3列で植え終わりたかったのですが、この段階で1列分の約半分の種球が残ってしまいました。そこでやむなく3列目の土被せをやめて少し北側にあらためて植えなおしたのが上の画像です。ここでの反省点は3列目の種球と手元に残った種球を一旦合わせて半分ずつにすれば良かったという事です。それをせずに3列目を植え付けたために3列目の混みあい方は他の列に比べて高くなってしまいました。

4列目の植え付けが終了し、土を被せました。画像の撮影をしなかったのですが、間隔は1~3列目に比べると2倍くらい空いています。1~3列目と同様に先っぽが隠れる位に土を被せました。後は芽が出てくるのを待つばかりです。

いよいよ発芽

発芽しました。’24年8月5日です。今のところ芽は1本ですが、これから先分けつが始まりますのでもっと旺盛に繁殖していくことが期待できます。画像の一番右の苗は既に分けつしているようで2本目の芽が出ているのが見て取れると思います。全部で4列に種球を植付けた内の北側から3列が発芽したことになります。収穫するのはもう少し様子を見て発芽する本数が増えると共に分けつが盛んになってきたころの概ね1ヶ月位先かなと思っています。

発芽が勢ぞろい

4列に植付けたワケギの発芽が勢ぞろいしたようです。中には発芽に至らなかった種球もあるでしょうがこれだけの発芽が見られれば特にいう事はありません。前段落の「いよいよ発芽」で使用した画像はこの画像の右上隅の3株です。分けつしているのが見てとれると思います。

左の画像は上で述べた3株分のところを切り取って拡大したものです。画像の向きが見づらくなってはいますが分けつの様子がはっきりと見て取れると思います。

初収獲までにはもうしばらく様子を見て芽生えと合わせて分けつがもっと盛んになってきてからになるでしょうが、その日も近いと思います。これから来年の5月頃の休眠期に入るまでの間、ほぼほぼ毎日のように順次収獲が楽しめる事でしょう。収穫に関する記事(ワケギの収穫)はまたあらためて別投稿といたします。

まとめ

休眠期の5~8月を除いて次々と収穫が楽しめるワケギです。球根もそのままとっておける上に栽培も手間いらずなので素人管理人の私でも毎年楽しみに育てております。プランター栽培も可能でしょうからぜひお試しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

またお会いできる日を楽しみにしております。

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